工作の教室で、子どもたちが夢中になって取り組んだ教材が、キットになりました! このキットは、立方体の概念をクイズ感覚で学ぶことができるのが特徴です。 キットに入っているのは35種類の図!この中から立方体の展開図を探し出すゲームです。 さて、立方体の展開図は何種類あるでしょうか。 ぜひ組み立てて、見つけてみてください! 展開図は実際に組み立ててみることで一気に理解が深まります。 子どもだけでなく、大人も楽しめるのゲームとなっているので、ぜひチャレンジしてみてください。
工作教室で子どもたちが夢中になった立方体の展開図キット
【価格】680円(税込)
【内容量】
・A4用紙7枚分のPDFデータ
【注意事項】
※このキットはPDF形式となります。A4サイズの画用紙に印刷いただき、はさみで切り抜いてご使用ください。 A4サイズの画用紙は百円ショップや文房具屋などでお買い求めいただけます。
※転載・再配布はご遠慮ください。
答えを知ることより、答えを導くプロセスに学びがある。
このキットには、立方体の展開図11種類だけでなく、立方体にならない図24種類が含まれています。 「立方体にならない図なんて必要ないのでは?」と思われるかもしれません。たしかに、立方体の展開図を覚えるだけであれば、展開図のみを暗記すればいいのかもしれません。 しかし、それではなかなか学びにつながりません。 立方体になる展開図を組み立てるだけでは、疑問を持つことができず、なぜその展開図が立方体になるのか分からない場合が多いのです。 このキットでは、立方体になる展開図はもちろんのこと、立方体にならない展開図のような図が含まれています。 実際に組み立ててみて、展開図を探す過程で、子どもたちが発見をし、自ら学ぶことができるのです。 実際にこのキットの内容を工作教室で実施した際も、「なんでこれはできないんだろう」「なんでこれはできたんだろう」と、子どもたち自ら疑問を持ち、夢中になって取り組んでいました。 「これはできそう」と仮説を立てて実際に手に取って組み立ててみる。そこから得た学びを次につなげる。 わずかな時間で子どもたちは、自分で考え、検証し、学ぶということを繰り返しているのです。 そうやって自分で展開図を見つけたときの喜びは、学ぶことの楽しさにつながっていきます。
立体の概念を理解するためには、立体に触れることが大切
立体をとらえる力は、勉強だけでなく実生活でも必要不可欠となりますが、その力を養うのは容易ではありません。 ICTを活用したタブレット等での学習が学校教育で取り入れられるようになりましたが、そのような学習のみでは、立体の概念が理解できていない可能性が危惧されています。 経験値のある大人は、平面に印刷された立体を見て、立体ということを認識できますが、経験値がない子どもにとって、平面に印刷された立体を立体としてとらえることは困難とされています。 平面で立体を見るのと実物として立体をとらえるのでは、子どもたちの脳のシナプスの発生数が何倍も異なり、理解のしやすさに大きな違いをもたらします。 実際に目の前で、自分の手で立体を組み立ててみることで、理解ができ、記憶にも残りやすくなります。
小学校低学年のころから立体の概念をつかんでおくのがおすすめです。
立体というものがどんなものであるかは、小学校で学びます。 小学4年生では、直方体や立方体の展開図を書いて組み立てる授業がありますね。 展開図は、立体の概念がつかめていないと理解するのが難しい内容でもあります。 小学校低学年のうちに実物の立体に触れておくことで、立体の概念を理解しやすくなります。 また、4年生までにしっかり立体の概念を押さえておくことで、5年生6年生でやる角柱・円柱の概念や体積を求める学習が理解しやすくなります。 立体の概念や展開図といった内容は、中学受験をする場合にも特に重要な単元になりますので、低学年からぜひともご使用ください。